こんにちは、都内でWebマーケターをしているうなぎ(@unagi_ppc)です。
「Webマーケティングが気になるけど、自分に向いてるのかわからない…」
そうお悩みの方のために書いた記事です。
一口にWebマーケターと言ってもやっていることは様々。僕も、実際Webマーケティングに触れるまで「なんかかっこいい」くらいにしか思っていませんでした。
そこで今回は、Webマーケティング(Webマーケター)に向いてる人・向いてない人の特徴をまとめて紹介します。何十人ものWebマーケターを現場で見てきた経験に基づいているので、ある程度参考になるはずです。

一言で言えば「論理的思考とやる気がある人」がWebマーケティングに向いてます!
Webマーケティングが向いてる人の特徴7選

Webマーケティングが向いてる人の特徴は次の7つです。
- 具体的な成果で評価されたい人
- 数字と向き合うのが得意な人
- 論理的(ロジカル)な思考が得意な人
- 地道なことをコツコツ続けられる人
- 新しいことに触れたり学んだりするのが好きな人
- 売上に直結する責任感のある仕事をしたい人
- ITやインターネットが好きな人
当てはまる数が多いほどWebマーケティングが向いてると言えますね。
早速、1つずつ確認していきましょう!
具体的な成果で評価されたい人
売上や数値の改善率など具体的な成果で評価されたい人はWebマーケティングが向いています。
Webマーケティングの仕事では、売上やユーザーがどれくらい増えたか、CTR(クリック率)やCVR(成約率)がどれくらい上がったかなどの数値が成果として出てきます。
勤務態度が見られないわけではありませんが、どうしても「数字で結果を残せる=仕事ができる」と判断される世界です。
自分で戦略や施策を立案・実行し、数値を改善していく作業を面白いと思える方ならWebマーケティングは天職ですね。

少しずつレベルを上げていく感覚はRPGに近いかもしれません
数字と向き合うのが得意な人
少し話が被りますが、Webマーケティングは数字を扱う仕事です。
感覚よりもデータを重視すべき場面も多く、毎日数字と向き合わなくてはいけません。Excelで少し複雑な関数を使うタイミングもあります。
Webマーケティングで扱う数字の例
- ユーザー数
- 成約数
- CTR(クリック率)
- CVR(成約率)
- 売上
- 広告費
- 粗利益
などなど
数字に苦手意識がなく、データの分析が得意な方はWebマーケターに向いています。
とは言っても、理系職業というわけではないので安心してください。僕も文系ですし、周りのマーケターも文系が多いです。

個人的には「数字に強い文系」が1番マーケター向きだと思います!
論理的(ロジカル)な思考が得意な人
Webマーケティング職に就くと自分でPDCAサイクルを回さなくてはいけません。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の頭文字をとったもので、何か改善する流れを指します。
PDCAサイクルを回すためには、単に思いついた施策を試すのではなく、過去のデータや自社サービス、市場などを見て仮説を立てることが必須です。
論理的な思考が得意であれば改善スピードが早くなり、楽しいと思いながら仕事を進められます。
地道なことをコツコツ続けられる人
「マーケター」と言うと派手に聞こえますが、実際は毎日数字をコツコツ改善していく地味な仕事です。
大胆な施策や大規模なプロモーションをやりたいと思っても、メイン業務は広告をチューニングする・記事を書くなど地道なことの積み重ね。一見パッとしないこともコツコツ続けられる職人肌な人がWebマーケターに向いています。
パソコンと睨めっこする仕事なので、体じゃなくて頭を動かすデスクワークが好きな人にもおすすめですね。

僕も普段は地味な作業しかしてません(笑)
新しいことに触れたり学んだりするのが好きな人
Webマーケティングの仕事を始めると、日々スキルを学ぶ必要があります。
Webマーケターが身につけるスキルの例
- リスティング広告の運用
- ディスプレイ広告の運用
- SNS広告の運用
- SEO
- SNSアカウントの運用
また、Webマーケティング業界では毎日のように新しい情報が出続けています。
AIを活用した新機能について調べたり、業界のトレンドや新しい手法にキャッチアップしたりなど、常に新鮮な情報を取り入れなくてはいけません。
新しいこと・自分がまだ知らないことに好奇心を持ち、積極的にリサーチ・活用できる人はWebマーケティングに向いています。
売上に直結する責任感ある仕事をしたい人
売上や利益にインパクトがある重要な仕事をしたい方にはWebマーケターがおすすめです。
Webマーケティングは「ネット上での営業」とも言えます。非対面ではあるものの人間を相手にして商品を売り、売上を立てていかなくてはいけません。
裁量や責任感を持って、わかりやすく売上で貢献できる仕事をしたい人には向いています。逆に、重要な仕事はしたくない・責任感を持ちたくないという方にはおすすめできません。
また、サービスや商品があれば1人で売上を作る力もつくので、将来的に起業・独立を考えている方にもおすすめですね。

今、営業職についている方は対面かネットかが違うだけで「本質的には同じ仕事」とも言えますね
ITやインターネットが好きな人
IT技術や新しいWebサービスなどが好きな人もWebマーケティングとの親和性が高いです。
Webマーケターの仕事ではGoogle検索・SNS・ECサイトなどと関わることが多くなります。今は詳しくなくても都度学んでいけば問題ありませんが、初めからよく知っていると有利なのは間違いありません。
ちなみに「パソコンに詳しい方が良いか」とよく聞かれるんですが、結論どちらでも大丈夫です。
パソコンが商売道具なので、トラブルがあったときにすぐ直せる方が良いのは言うまでもありません。とはいえ、大抵のトラブルはネットで調べればなんとかなります。

パソコンに詳しい人の方がWebマーケターに向いてるか、と聞かれれば答えはNoですね。
ちなみに僕は、今でも全然パソコンに詳しくないのでGoogle先生に頼りっぱなしです(笑)
Webマーケティングに向いてない人の特徴5選

Webマーケティングに向いていない人の特徴は次の5つです。
- とにかく楽な仕事がしたい人
- パソコンと睨めっこする仕事が苦手な人
- 新しいことを学びたくない人
- 人の気持ちを考えるのが嫌いな人
- 自分から動くのが苦手で指示を待ちたい人
上記に当てはまるからといって、Webマーケターになれないわけではありません。しかし仕事のストレスは大きくなります。
複数当てはまっていたら、Webマーケター以外の選択肢も考えてみましょう。
とにかく楽な仕事がしたい人
Webマーケティングは頭と手をどれだけ動かせるか、がダイレクトに成果に反映されます。大変な仕事をしたくない、とにかく楽をしたい人には向いていません。

とにかく楽な仕事なんて無いとは思いますが(笑)
時期によっては、多少の残業を覚悟しなくてはいけないこともあります。
毎日何時間も残業、休日も出社なんてことをしてる会社はさすがに少ない(と思いたい)ですが、絶対に残業をしないポリシーの方は転職前に確認しておくと安心ですね。
パソコンと睨めっこする仕事が苦手な人
パソコンと睨めっこしていたくない、外に出て人と関わりたい、という人にもWebマーケティングはおすすめできません。
基本的に、1日中パソコンと向き合っている仕事です。ミーティングなどはありますが、8時間勤務なら平均して7時間以上は座ってカタカタやってます。

僕みたいに1人でじっくり仕事したい人にはおすすめですね
じっと座っている仕事が苦手だったり、対面でお客さんと接したいと思っていたりする場合は、他の仕事の方が楽しめるはずです。
新しいことを学びたくない人
Webマーケティングをする上で、日々新しいことを学ぶのは必須です。「わからない」「知らない」ことがあるのは当然ですが、「わかろうとしない」「知ろうとしない」とお話になりません。
また知識を入れるだけでなく、実践の中で新しい手法を身につける必要もあります。
新しいことを学びたくない、ずっと同じことだけをしていたいと思っている人は、Webマーケティングに向いていません。

逆に、今は知らないことが多くても「これから知ろうとする向上心」があるなら大丈夫とも言えます。
人の気持ちを考えるのが嫌いな人
数字やデータを扱ってパソコンと睨めっこしていると言うと無機質に聞こえますが、あくまで画面の向こうにいる人間を相手にしている仕事です。
ユーザーの気持ちを考えることができなければ、マーケターとして働くのは難しいと言えます。

思いやりとか心遣いとかではなく、心理学的に分析するようなイメージです。
補足ですが、人の気持ちが考えるのが「苦手」であれば勉強すれば良いだけなので問題ありません。あくまで人の気持ちを考えるのが「嫌い」という場合ですね。
自分から動くのが苦手で指示を待ちたい人
Webマーケティングを仕事にすると、自分で「データの分析→施策の立案・実行→結果の確認」のサイクルを回す必要があります。
会社員になればもちろん上司はいますが、何をすれば良いかの指示が常にあるわけではありません。ある程度経験を積めば「自分の責任範囲を自分で改善すれば何をしてもOK」という裁量労働になることもあります。
成果を出すために何をすべきなのか、を自分で考えられる人でないと、Webマーケターとして一人前になるのは難しいかもしれません!

初めは指示をもらえます!仕事に慣れる前に放ったらかしにされることはないので安心してください。
未経験からWebマーケティングを仕事にするにはどうしたらいい?

未経験からWebマーケティングを仕事にするには、大きく分けて次の3つの方法があります。
- Webマーケターとして就職・転職する
- 副業としてブログ・SNS運用を始める
- クラウドソーシングで案件を受けてみる
それぞれにメリット・デメリットや向き・不向きがあり、誰にとっても正解のルートはありません。
1つずつ解説するので自分に合ったルートを選ぶ参考にしてください!
Webマーケティング職のある会社に就職・転職する
メリット | ・お金をもらいながらWebマーケティングを学べる ・常に相談できる相手がいる ・会社員なので(比較的)安定している |
デメリット | ・大きくキャリアチェンジしなくてはいけない ・(新卒を除いて)未経験で採用してくれる会社が少ない |
Webマーケティング職に就・転職すれば、知識やスキルがない状態でも立場としては「Webマーケター」になれます。
お金をもらいながらWebマーケティングを学べる上に、困ったら先輩・同僚のマーケターにいつでも相談できます。
またWebマーケターの給与は高い傾向にあるので、年収アップへの期待も大きいですね。

デメリットとしては、新卒以外だと未経験で採用してくれる会社が少ないことです。大きな決断をして転職活動を始めても、必ずWebマーケター職に就けるとは限りません。

個人的には「Webマーケティングスクールで勉強→転職」の流れがおすすめです!
まずは副業としてブログやPPCアフィリエイトを始めてみる
メリット | ・気軽に始められる ・後々、大きな収入源になる可能性がある ・実務経験ができるので転職に有利になる |
デメリット | ・独学がメインになる ・必ず稼げるとは限らない |
本や記事などで勉強しながら、まずは副業としてブログやPPCアフィリエイトを始めてWebマーケティングの実務経験を積む方法もあります。今の仕事を辞めなくても良いので気軽に始めることができ、「実務経験あり」となり転職にも有利です。
PPCアフィリエイトとは…
Googleのリスティング広告を使ったアフィリエイト手法。個人では学びづらい広告運用の実務経験を積むことが可能。
ただし、ブログやPPCアフィリエイトは「やれば稼げる」ものではありません。何十記事も書いたブログで1円も稼げない可能性もあります。

このルートを選ぶなら「稼げなくても実務経験を積めればOK」と割り切ってから始めましょう
クラウドシーシングでWebライターなどの案件を受けてみる
メリット | ・稼いでいる人から学べる ・お小遣い稼ぎにもなる |
デメリット | ・低単価で酷使される可能性がある ・副業禁止の会社の場合はできない |
遠回りではありますが、クラウドワークスなどのサービスを使ってWebライター案件を受けて地道に経験を積んでいく方法もあります。
外注化している人=すでに稼いでいる人です。お金をもらいながら、自分の書いた記事に稼いでいる人からフィードバックをもらえます。

お金をもらいつつ学ぶ、という点では転職・就職と一緒ですね!
ただしWebライターの経験があるだけでは、企業はWebマーケティングの実務経験者として扱ってくれません。
「Webライターとしてスキルアップ→クライアントから盗んだノウハウを使って自分のサイトを伸ばす」という流れを作る必要があり、遠回りとも言えます。
Webマーケティング職への就職・転職におすすめなエージェント3選

「未経験だけどまずはWebマーケター転職の雰囲気を掴みたい」
という方は、エージェントに登録して相談してみましょう。
ざっくばらんに様々な求人案件を取り扱う「大手エージェント」と年代や職種に強みを持っている「特化エージェント」があります。
大手エージェント | 特化エージェント | |
案件数 | 多い | 少ない |
メリット | どんな条件でも求人が見つかりやすい | 特定ジャンルでは実績豊富で非公開求人も多い |
「Webマーケターに転職したい!」といったように業界まで決まっている場合は特化エージェントがおすすめです。
おすすめの転職エージェント
1、「マスメディアン」
マーケティング・クリエイティブ職に特化したエージェント。広告代理店の求人も豊富でWebマーケターへの転職を目指すなら登録必須です!
2、「マイナビジョブ20’s」
20代の第二新卒・既卒向けエージェント。20代を対象にしているので未経験OKの求人が多く、他業界からの転職でも使いやすいです。
3、「Doda(デューダ)」
転職者満足度No.1の超大手。10万件以上の求人があるのも大手ならではの魅力で、登録しておいて損はありません。

1つしか登録しちゃいけない決まりもないので、気になったらとりあえず登録しちゃってOKです!
不安な方はWebマーケティングスクールを利用する手も

「未経験からいきなり転職エージェントに登録するのはちょっと…」
という方は、Webマーケティングスクールで先に学んでおくのがおすすめです。
- 未経験から効率的にWebマーケティングを学べる
- 現役マーケターの講師からノウハウを盗める
- カリキュラム内で実務まで経験できるスクールもある
- 転職サポートもしてくれる
などなど、Webマーケティングスクールには、未経験からのWebマーケター転職に必要な要素がすべて詰まっています。

費用は数十万円〜と高額ですが、転職後の年収アップを考えれば悪くない投資とも言えますね!
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【現役マーケターが比較】Webマーケティングスクールおすすめ7選
おすすめのWebマーケティングスクール
未経験からWebマーケターに転職したい方におすすめのスクールは「マケキャン by DMM.com」です。

マケキャンの特徴
- 未経験に特化した挫折しない仕組み
- 実務経験を積めるカリキュラム
- 転職成功率98%
マケキャンは未経験からのキャリアチェンジに特化したWebマーケティングスクールで、手厚い転職サポートが魅力です。
費用は転職コースで657,800円(税込)と高額ですが、マケキャン受講後は年収アップが期待できるので無駄な費用にはなりません。
今ならオンラインで無料カウンセリングを実施中です。「なんとなく話を聞いてみたい」くらいの気持ちでも、無料なので受けておいて損はないですよ!

個人がバレない形なら受講生の年収事情も聞けちゃいます!
まとめ:論理的思考とやる気があれば大丈夫

もう一度まとめると、Webマーケティングが向いているのは次のような人です。
- 具体的な数字で評価されたい人
- 数字と向き合うのが得意な人
- 論理的(ロジカル)な思考が得意な人
- 地道なことをコツコツ続けられる人
- 新しいことに触れたり学んだりするのが好きな人
- 売上に直結する責任感ある仕事をしたい人
- インターネットが好きな人

大雑把にまとめると「論理的な思考をする力とやる気があれば大丈夫」ですね
加えて言えば、論理的な思考は訓練で身につくのでやる気と向上心さえあれば問題ありません。
うだうだ考えるよりも、まずは行動するのが大切です。
転職活動を始める、Webマーケティングスクールに通う、ブログを始めるなど、どんな形でも良いのでマーケターへの第一歩を踏み出してください!
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